テキスト選びと使い方のコツ

行政書士試験の勉強をするには、まずはテキストと問題集がなければ始まりません。
ふらりと本屋で行って何10冊、何100冊ある行政書士関連の本の中から、むやみやたらに探してみても、あなたにぴったりのテキストに出会える確率はかなり低いのです。

やる気ばかりが先行して本屋に行くと、つい分厚く文字が詰まった重厚なテキストを選んでしまいがちですが、実はこういったテキストでは長く勉強を続けることは困難です。
勉強をするためにはある種のエンタメ性のあるテキストの方が、結果的に勉強に力が入り、脳に記憶として残りやすくなります。

良いテキストの例をあげると、「語呂合わせが載っている」「イラスト、図表が多い」「2色刷り」などがあります。一見、そんなことで?!と思うかもしれませんが、語呂合わせは脳科学者もすすめるほど、脳の記憶原理に直接働きかける記憶方法ですし、イラスト、図表があるほうが理解が早いのも事実です。また、黒一色よりは2色の方がインパクトとして脳に残るので、これもやはり記憶に残りやすいのです。

また、あまりページ数の多いテキストはおすすめしません。適度なページ数で「これならできるかも?」と自分のキャパに適したものを選ぶようにしましょう。

何冊か候補がある場合は、同じ項目をいくつか読み比べることで、どちらがより自分に向いているかが分かると思います。

こうして入手したテキストは、最低3回は読むのが上手な使い方です。
一度目は流し読み程度でOKです。この段階では何を書いているかちんぷんかんぷんでもかまいません。疑問に感じる部分や不明点が出てきても、中断せずに、まずは一度読みきること。
二度目、三度目になってから、テキストの気になるところを調べたり、覚えたり、本格的に勉強するようにします。

中には何冊もテキストを用意し、手をつけては「分からない」と言って次のテキストへ……という人もいますが、この方法では何も身につきません。
初めは多少分からなくても、吟味して選んだ一冊のテキストを前述のやり方で3回読めば、試験に必要な知識は自然に習得できるはずです。